
行事食のご提供
入院患者様には、日本の年間行事に合わせ、季節を感じていただける行事食を提供いたしております。病院給食ながらも、美味しく栄養バランスの整ったお食事を給食・栄養科で考案しております。入院患者様にも1日も早い回復を祈って、メッセージカードもお付けしております。
敬老の日は【お年寄りを大切にして村の発展のために知恵を借りよう】と提唱し、敬老会を開催したことが発祥だそうです。お祝いの赤飯、柔らかく煮た赤魚と、不老長寿の象徴としてひげが長く伸びるまで、腰が丸く曲がるまで長生きするようにとの願いを込めて、海老の天ぷらを味わっていただきました。
ハロウィンは、毎年10月31日に祝われる行事で、主にアメリカやカナダ、ヨーロッパの一部で広く行われています。もとはかぼちゃではなく、カブを使っていたそうです。悪霊を払う魔除けとして、かぼちゃをくり抜き、ランタンや仮面にして玄関先に飾ります。ハロウィンのかぼちゃをヒントに肌寒くなってきた秋を患者様にも感じていただけるよう、ほっくりとした味わいの「鶏肉とかぼちゃのデミグラスソース煮込み」です。
クリスマスとは、イエス・キリストの生誕や世界平和を祈願し、家族や友人と過ごす大切な時間。入院食は食べられないものが多くなりますが、クリスマスらしさを感じていただけるよう赤・緑・白・金のクリスマスカラーを取り入れ、ちょっぴり華やかなお食事とクリスマスケーキを提供しています。
そばは強い雨風に当たっても、日に当たれば元気に育つ丈夫な作物。
大晦日に食べるそばには、長寿、健康、災厄との縁切りなど、様々な意味があるそうです。
入院中の皆様にも召し上がっていただけるよう、大晦日の夕食には年越しそばを提供しています。
おせち料理は、元日に年神様をお迎えし、1年の豊作と家族の安全を祈願するためのものとされています。元旦には、入院中でもお正月を味わっていただきたく、おせち料理と正月菜粥を提供しています。
節分とは節(季節)の分かれ目を意味します。立春の前日を節分とし、季節の変わり目に起こりがちな病気や災害を鬼に見立て、追い払う儀式として豆まき、願いを込めて恵方巻を食す文化が広まったとされます。患者様へも退院後の無病息災の願いを込めて、恵方巻をお出ししています。
ひな祭りは「桃の節句」とも呼ばれ、女の子の健やかな成長を願うお祭りです。もともとは「上巳の節句」として無病息災を祈る厄祓い行事が起源とされています。患者様の無病息災と入院中でも楽しんでいただけることを願い、ちらし寿司を提供しています。